【どっちが得?】元利均等返済と元金均等返済の違いをやさしく解説|住宅ローンで損しない選び方
住宅ローンを組むときに、必ず出てくる選択肢が「元利均等返済」と「元金均等返済」。聞いたことはあっても、どちらが本当にお得なのか迷ってしまう方、多いのではないでしょうか?
この記事では、それぞれの仕組みやメリット・デメリットを比較しながら、「どっちが得か?」をやさしく解説していきます。
そもそも「元利均等返済」と「元金均等返済」って何?
◆ 元利均等返済(がんりきんとうへんさい)
「毎月の支払額が一定になる返済方法」です。
-
**元金(借りたお金)+利息(借りたことへの対価)**を、毎月同じ金額で払っていきます。
-
最初のうちは利息が多く、元金が少しずつ減っていく仕組み。
◆ 元金均等返済(がんきんきんとうへんさい)
「毎月、元金を一定額返す方法」です。
-
元金の減り方が早いため、総支払利息が少なくなるのが特徴。
-
最初のうちは月々の支払いが多く、徐々に負担が軽くなっていきます。
【比較表】どっちが得?かんたんに見比べ!
比較項目 | 元利均等返済 | 元金均等返済 |
---|---|---|
毎月の返済額 | 一定でわかりやすい | 初期は高め、だんだん軽くなる |
総支払利息 | やや多め | 少なく済む |
返済計画の立てやすさ | 家計管理しやすい | 初期負担が重く、慎重な計画が必要 |
向いている人 | 安定した収入があり、家計に余裕がない人 | 収入に余裕があり、利息を減らしたい人 |
【具体例】実際にどれくらい差が出るの?
たとえば、**借入金3,000万円、返済期間35年、金利1.5%(固定)**で試算すると…
-
✅ 元利均等返済:毎月約94,000円、総支払利息:約1,940万円
-
✅ 元金均等返済:初月は約108,000円からスタート、総支払利息:約1,660万円
👉 総額で約280万円も差が出るんです!
ただし注意点として、元金均等は最初の数年がきついので、「子どもの教育費や車のローンと重なる」など他の出費が多い時期は向いていないことも。
結局、「どっちが得なの?」
◆ 総支払額で見るなら「元金均等返済」が得!
→ とにかく支払利息を抑えたい人向け。
◆ 家計の安定を重視するなら「元利均等返済」
→ 支出が読みやすく、精神的にもラク。多くの人が選んでいます。
【迷ったらチェック】返済方法の選び方3つのポイント
-
今後のライフイベントを見据える
-
教育費、転職、出産など、将来の大きな出費と重ならないように計画を。
-
-
ボーナスの使い方も視野に入れる
-
繰り上げ返済に回せば、どちらの返済方法でも利息を圧縮可能!
-
-
金利タイプとセットで考える
-
変動金利なら元金均等の方が有利になるケースも。固定金利なら安定感のある元利均等が◎
-
まとめ:自分にとっての「お得」を見つけよう
「元利均等返済と元金均等返済、どっちが得?」という疑問の答えは、あなたのライフスタイルや価値観次第です。
-
月々の支払いを安定させて、安心感を得たいなら → 元利均等
-
トータルコストを減らしたい、初期負担に耐えられるなら → 元金均等
選び方を間違えなければ、どちらも「得」になる可能性がありますよ。